#author("2024-07-01T19:10:21+09:00","default:TESLA202407","TESLA202407")
#author("2024-07-01T19:12:21+09:00","default:TESLA202407","TESLA202407")
[[Real2Virtual202111]]
* Hardware [#pa27b5c0]
** サイコロの中の一つとPCの間の接続 [#p02dd4d9]
- サイコロのそれぞれは、下の回路図で示すような回路を内部に持っています。
-- この中で、M5Stamp C3 は1つだけ入っています。
-- このサイコロの中のMbed L-TEK FFLPC546XX(以後546XX)とM5Stamp C3 (以後M5Stamp)の間がUARTで接続されています。
-- パソコンとM5Stampの間はWiFiを使って、TCP/IPでつながります。
-- M5Stamp でWiFiのサーバを動かすと同時に、TCP/IPストリーム(リモートのPC側)とUART(ローカルの 546XX)の中継サーバを起動します。
-- これにより、パソコンと、この546XXの間で、双方向に、コマンドとメッセージが流れます。
-- パソコンからM5Stampと繋がった56XXに対してコマンドを送ると、その546XXからパソコンにコマンドの実行結果がメッセージとして返ります。
-- パソコンからM5Stampと繋がった546XXに対してコマンドを送ると、その546XXからパソコンにコマンドの実行結果がメッセージとして返ります。
- サイコロの回路図

&ref(Hardware/tesla_dice_schematic_03.png,50%);

** 作られた「物」の情報の獲得 [#a8121a8d]
- それぞれのサイコロは、構文解析木上のノードに相当します。それぞれのサイコロは以下の変数を持ちます
-- myname ... 自分の名前
-- upname ... 構文解析木上の上位のノード(サイコロ)の名前
-- faceID[faceMax] ... i番目の面に、下位のノード(サイコロ)が接続されていたら、そのサイコロの接続された面の番号が入ります。接続されていない場合は、-1が入ります。-1が初期値です。
-- dirID[faceMax] ... i番目の面に、下位ノード(サイコロ)が接続されていたら、そのサイコロの接続された面の向きを表す番号が入ります。接続されていない場合は、-1が入ります。-1が初期値です。
-- myDirID[faceMax] ... i番目の面に、下位ノード(サイコロ)が接続されていたら、そのサイコロと接続された自分の面の向きを表す番号が入ります。接続されていない場合は、-1が入ります。dirID[i]とmyDirID[i]は、常に同じ値になるはずです。-1が初期値です。
-- upFaceID ... 構文解析上の上位ノード(サイコロ)が接続されていた場合、その接続面の番号が入ります。接続されていない場合は-1になり、この時は上位ノードとして、UARTと通信します。-1が初期値です。
-- FirstTime ...このサイコロが初期状態かどうかを表します。初期値の状態の時が1、そうでない時が0です。
- パソコンから、それが接続された1768に対して、サイコロ間の接続関係を再帰的に問うコマンド(srs.)が送信されます。srs は start recursive structure searchの略です。
- 1768上でそのコマンドが解釈実行されます。 
- 546XX上でそのコマンドが解釈実行されます。 
srsコマンドは以下を行います。
+ 
+ そのコマンドを受け取った以外の(M5Stackからコマンドを受け取った場合は全ての)サイコロの面の、4つの発光ダイオードから、順番に、"cq face <送信元の面の番号> dir <送信元の発光ダイオードの番号>."の信号を送信します。発光ダイオードの番号は、面と面が重なったていた時は、その向きを表します。
+ そのコマンドを受け取った以外の(M5Stampからコマンドを受け取った場合は全ての)サイコロの面の、4つの発光ダイオードから、順番に、"cq face <送信元の面の番号> dir <送信元の発光ダイオードの番号>."の信号を送信します。発光ダイオードの番号は、面と面が重なったていた時は、その向きを表します。
- "cq face <送信元の面の番号> <送信元の発光ダイオードの番号>."を受け取ったサイコロがあれば、そのサイコロは、それを受け取った面から、それを送信したサイコロに対して、"ack1 face <受け取った面の番号> dir <受け取った発光ダイオードの番号> udir <送信元の発光ダイオードの番号>."を返信します。
- その次に、もし、そのサイコロが既に、"cq"コマンドを受け取ったことがなければ、このサイコロの、受け取った面以外の面に対して、同様に、cq face <送信元の面の番号> dir <送信元の発光ダイオードの番号>."の信号を送信します。
* Mbed LPC1768がUARTから受け取るコマンドの一覧 [#v9b8aed2]
* Mbed LPC546XXがUARTから受け取るコマンドの一覧 [#v9b8aed2]
        "set port <p> <n> <value>."
        "...<p>=PE|PME|PB|PMB <n>=0|1|...|F."
        "...<value> is 0 or 1."
        ".... if <p>=PME|PMB, 0 means output, "
        "....                 1 means input."
        "set mem <n> 1  or set mem <n> 0."
        "  ...          <n>=(0|1|...|F)+."
        "ask port <p> <n>."
        "...<p>=PE|PME|PB|PMB <n>. <n>=0|1|...|F."
        "get port <p> <n>."
        "...<p>=PE|PME|PB|PMB <n>. <n>=0|1|...|F."
        "ask mem <n>."
        "  ...          <n>=(0|1|...|F)+."
        "get mem <n>."
        "  ...          <n>=(0|1|...|F)+."
        "set outface <n>."
        "set face <n> allLED <value>."
        "set face <n> led|dir <value>."
        "send face current <strconst>."
        "send face <n> <strconst>."
        "send root <n> <strconst>."
        "bcast face <n> <strconst>."
        "cq face <n> dir <value>."
        "ack1 face <n> dir <value> uDir <value>."
        "ack2 face <n> dir <value> uDir <value>."
        "h. or help. or ?"
        "srs.  ... start recursive search."
        "srr.  ... start recursive reset."
----
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